彗星 Comet  
         
    彗星は、尾が伸びた姿から日本語では箒星(ほうきぼし)とも呼ばれる。
英語ではコメット(comet)と呼ばれる
彗星は太陽を焦点の一つとする長細い楕円軌道を描いています。
数十年で太陽の周りを回る彗星を「短周期彗星」、
何千年、何万年もかかって太陽のまわりを回る彗星を「長周期彗星」と呼んでいます。
長周期彗星は放物線に近い軌道を描いています。
短周期彗星は長周期彗星がたまたま木星の近くを通り、木星の引力に
より軌道が曲げられて、楕円軌道になったものと考えられています。
短周期彗星は150個ほど見つかっています。 
   
     
 
12P/ポンス-ブルックス彗星
 ポン・ブルックス彗星は1812年にポン(ポンス)が発見した彗星。
1883年にブルックスが再発見し、ポンの彗星と同一であることが確認された。
公転周期は約70年。
 2023年に70年ぶりに回帰した周期彗星です。
現在(2024年2月26日)は6等くらいです。
これから次第に明るくなっていき、日本では、4月には観測できなくなそうです。


撮影年月日:2024−02/26  3/04  3/13  3/22  3/29
  13P/オルバース彗星
 オルバース彗星(英語: 13P/Olbers)は、1815年3月6日に
ドイツの天文学者ヴィルヘルム・オルバースが発見した
太陽系の周期彗星です。
公転周期は約68〜70年と短周期彗星の中では比較的長いため
木星族彗星ではなくハレー型彗星に分類されています


撮影年月日:2024−05/18
 
C2023 A3/紫金山-アトラス彗星
2023年1月に発見された非周期彗星で、大きな核を持つことから、
太陽に近づく際には明るく長い尾を見せることが期待されています。
2024年10月に地球に最も近づくと予想されており、その時期には
マイナス等級(1等星より明るい)の明るさになる可能性があります。


撮影年月日:2024−05/09